突然の災害に備えて-備えあれば憂いなし-
ここ数十年で大規模な地震が頻発しております。
直近では石川県の能登半島地下16 kmで発生した内陸地殻内地震、
「能登半島地震」が記憶に新しいと思います。
現在も多くの方が物資不足の中、避難生活を余儀なくされています。
なかなか身近に起こらない限り、その厳しさを感じる事も難しいかもしれませんが、
「備えあれば憂いなし」です。
そこで今回は予め備えておくべきものをご紹介したいと思います。
〇食料
カップめん、お米、缶詰、チョコレートなど
〇飲料
一人一日3リットルの水が必要
〇燃料
卓上コンロ、固形燃料、マッチなど
〇そのほか
ヘルメット、ろうそく、毛布、缶きり、ティッシュ
これらに加え、必要なのが「簡易トイレ」です。
物理的にトイレが壊れる事もそうですが、断水により使用できなく事もあります。
それであれば避難所にいけば解決じゃないか、
と思う方もいるかもしれませんがそれは間違いです。
仮設トイレはすぐには設置されません。
東日本大震災の際、最短で3日以内に仮設トイレが設置された自治体は全体でわずか34%でした。
1ヶ月以上かかった自治体も14%ありました。
また、もし水を流す事ができないトイレを使用し続けるとどのような問題が発生するのか。
1つ目は感染症です。
排泄物の中には感染性の強い菌やウィルスが含まれている可能性があります。
衛生状態が悪化すると、そういった菌等が手を介してヒトからヒトへ感染します。
トイレという場所は、不特定多数の人が同じ箇所を触りますよね。
ドアノブ、鍵、洗浄レバー、ペーパーホルダー……
そういった箇所から接触感染のリスクが高まってしまうんです。
2つ目は水分不足による健康被害です。
というのも、トイレが不便になったり不衛生になったりすると、
多くの人ができるだけトイレに行かなくて済むようにと水分を控える傾向があります。
そうした状況が続くと脱水症状やエコノミークラス症候群となり、
最悪の場合、命を落とす危険性もあります。
ただでさえ災害時は極度のストレスで免疫力が低下していますので、健康配慮が必要です。
―― トイレが原因で命が……?――
「災害関連死」という言葉を聞いたことがある方も多いことでしょう。
その中には、こうしたトイレ問題に関係している事例も少なくありません。
そういった状況を踏まえて、近年は「水分を摂りましょう」とアナウンスする避難所も増えました。
でも、実際にはトイレが不安で水分を摂りたいけれど摂れないという現状があるのだと考えています。
だからこそ「災害時でも安心して使えるトイレ」が求められています。
いかがでしたでしょうか?
今からできる事は多くあります、少しずつでも備えを始めてみてはいかがでしょうか。
↑居住人数、年齢などで何がどのくらい必要なのか
参考にできる情報が得られるので是非ご覧ください。
資源不足関連。意外な物が不足しています・・