新しい時代の『不動産価値』と『空室対策』
【あなたの不動産は資産か負債か】
不動産賃貸経営にとって空室対策は最重要課題となります。
賃貸不動産はお客様に借りて頂いて賃料をお支払いして頂く事で空間が価値を生み資産となるので、借り手の付かない不動産は所有しているだけでコストだけかかってしまう負債となってしまうのです。
過去の空室対策①【貸家の建築が増えています】でも掲載しております通り相続税改正の節税効果と長期にわたる金利低下によって建設着工件数が増え需要を上回る過剰供給となり空室率の増加が問題となっております。
(興味のある方は過去のコラムをご覧ください。)
➔https://la-sublease.com/chiebukuro/subleasekuusitsutaisaku1/
これからも人口が減っていく中で不動産としての資産価値を維持する為にどの様に空室対策を考えていけば良いのでしょうか?
【満室だからこそ出来る空室対策】
空室対策で一番効果が高い方法はまず退去者を出さずに空室にしない事が重要だといえます。時間が経過する事で物件の設備は古くなり、新しく入居募集する際に同じエリアの競合物件と比較され不利になってしまう為、既に入居して頂いているお客様を大切にする事が最大の対策となるのです。
住んでいる間のトラブルの解決等の管理面のサービス充実も大事ですが、お引越しを考えられる契約更新時に古くなっている設備を新しくするなどコストを掛けてでも長く住んで頂く事で空室(利益を生まない期間)をなるべく抑える事が重要だと思われます。
【これからの時代の不動産価値の変化と空室対策】
これからは時代の変化によって今までの不動産の価値基準が変わってくる可能性が高いと思われます。
今までは不動産の価値として『立地』という価値基準が高かった為、東京都心の駅から徒歩圏内であればさほど空室対策を考えなくても直ぐに入居が決まりました、それは生活する住居を選択するのに毎日会社に通勤するのに便利かどうかが第一条件として考えられていたからです。
ここ最近であれば新型コロナウィルスの影響もあり企業がテレワークを推奨し、毎日満員電車で往復何時間ものコストをかけて社員全員で会社に集まらなくてもインターネット等のテクノロジーを使えば今よりも少人数で効率よく高い成果が出せるのではと注目が集まっております。会社に毎日通勤する事が第一条件として選択されていた住まい探しに変化が訪れる日は遠くないと思われます。
今は趣味の車やバイクが置けるガレージ付きの住居は増えてきていますが、これからは都会のマンションの室内で水耕栽培で野菜を育てる室内の菜園場・熱帯魚や爬虫類等を飼育したいけど設備は高価で用意するのはという人に設備や環境をレンタルで提供するような飼育場所の提供やシングルマザーやシングルファーザーの人達がお互いに助け合いながら子育ての出来るシェアハウス等、空室を埋めるだけでなくオーナー様の考え方に沿ったアイデアで空室だった空間に経済的にも社会的にも価値を生みだす事が出来ると思います。
【空室対策と賃貸管理会社の役割】
このような時代の変化の中で賃貸管理業社としての求められる役割も大きく変わってきていると感じております。
家賃の集金や物件の修繕などの管理面以外にも空室にさせないアイデア・空室になった場合にも立地以外の付加価値を付ける提案が出来るコンサルタント的なレベルの高い能力が必要だと考えております。当社では住宅からオフィスまで全国規模で幅広く空室を再収益化しております。
空室でお悩みの際は是非ご相談下さい。