退去立ち会いから見出す可能性
物件管理の担当者として、多くの物件の退去立ち会いを経験してきました。
事務所として使用された物件から寝泊りするだけのお部屋など、さまざまです。
退去者については国籍・年齢・職業・家族構成など様々ですね。
そして、今まで生活してきた「場」なので色々な意味での
人間のドラマを垣間見ることができます。
そこで、私が感じたことは
退去者と接するにあたり、多様性を身に着けることが重要ではないかということです。
そして、お客様の状況を考慮して接するようにも心がけています。
例えば・・・面倒な立ち合いを早く済ませたいと思っている退去者と
原状回復費用をいかに安く済ませたいと思っている退去者とは
接し方に違いがあることは明白ですよね!
勿論、原状回復費用に違いがあるわけではありませんが、後者には
「丁寧」で「具体的」な説明が求められます。
「丁寧」で「具体的」とは?→「経験値と知識」が大きくものを言うとかと思います。
論破することなく、共感と同意をいかに引き出せるかが重要なポイントになる訳です。
もっとも、聞く耳を持たない固くなに拒否する方は別ですけどね・・・。
それと原状回復工事と並行して価値をいかに見出せるか・・・
実際に物件に入居され、生活してきたからには何らかの要望や不満があってもおかしく無い思います。
そのあたりをもう少しうまく聞き出せるスキルを身につけたいと思います。
無論、個人の趣味嗜好もありますが、実際に生活してみなければ分からない
「何か?」を聞き出せれば、物件ごとの「 Value up 」工事について、
オーナー様負担の提案工事をするにあたっての説得力に、大きな差として現れると思っております。