扉の建付けが悪くなったときには、、ステップ1,2,3
築年数が経ってくるとお部屋もあちこち傷んできますよね。
よくある不具合で、玄関扉や室内の扉の建て付けがあります。
当社にもよくある問い合わせの一つです。
ドアクローザーが原因の事も多いですが、扉の重みなどで生じた蝶番の歪みやズレが原因の事もよくあります。
「扉の上や下が扉の枠に当たってしまう」
「開閉の時に床や天井に擦れる」
「鍵のデッドボルトの位置がずれ、枠に当たって鍵が掛けられない」
こんな時は蝶番の歪みが原因のことが多いです。
扉の交換は最終手段となります。
なぜなら扉はその建物専用に作られている事も多く、作り直すとかなり高額になるからです。
交換の前に色々な修繕方法を試すことになるのですが、
ステップ1 蝶番の歪み調整
「蝶番起こし」という器具を使います。
(ホームセンターやネットでも売っています。)
先が蝶番を挟める形状をしていて、蝶番を挟んで締め直します。
歪んだ蝶番を調整して、扉が枠に当たらなくなるようにします。
ステップ2 ワッシャーでの高さ調整
蝶番起こしだけでは調整が間に合わない場合は、ワッシャーという1ミリ程の厚みで平たい円形の凹形部品
を蝶番の噛み合わせの隙間に挟んで高さの調整をします。
扉が重い場合もありますので、2人以上で作業が望ましいです。
ステップ3 扉や扉の枠を削ります
枠を削る場合は薄くなりすぎると素材が脆くなったり、
穴があいてしまうと雨が入って中の木が腐ってしまうこともありますので、
削りすぎてしまわないように注意が必要です。調整は慎重に行う必要があります。
賃貸物件であれば、オーナーか管理会社に連絡をして修理をお願いして下さい。
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