大規模修繕に備える-大事なことは忘れたころにやってくる!?-
今回はマンションの維持に必要な
大規模修繕について
お話させて頂きます。
「修繕はマンションの命」ともいえ
マンションの資産価値は管理次第といっても過言ではないんです。
マンションを健全に維持していく為には、
消防設備・排水管などの定期的メンテナンスに加えて
10年から30年ごとに大規模修繕を実施しなければなりません。
マンションの大規模修繕の周期の目安はおおよそ「12年周期」で考えられる事が多いです。
これは建築基準法で
「築10年を経過したタイル張りマンションの外壁は3年以内に全面打診調査を行う必要がある」
と定められていることと関係があると言われています。
この大規模修繕に必要な費用は毎月の入居者様からの賃料を貯めておく必要がありますが、
毎月すこしづつ貯める賃料は経費扱いにはならないので全額収入として税金が課税されてしまいます。
そこで、2022年に誕生した国土交通大臣認可の「賃貸住宅修繕共済」を活用する事によって
掛け金を全額支払った年の経費(損金)として計上出来ます。
これにより将来かかる大規模修繕の費用を平準化しつつ確実に準備する事が出来ます。
賃貸住宅の戸建てにも活用可能で10年以上50年以内の月払い又は年払いで契約可能です。
修繕共済金の支払いは、定期検査において対象部位に劣化事象が発生しており
一定の要件を満たす修繕を行ったときにその修繕費用に対して修繕共済金が支払いされます。
共済金を活用して建物をメンテナンスする為の資金を計画的に準備し、
安心して賃貸経営に取り組む事が出来ると思います。
参考までに
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