アスベスト(石綿)事前調査には資格が必要に??
いつから義務化?アスベストの事前調査に必要な資格は何?
令和5年10月1日より、アスベストの事前調査をする際は、
以下のいずれかの資格が必要となります。
- 石綿含有建材調査者
- (一社)日本アスベスト調査診断協会に登録されている方 ※1
※1 登録した日が令和5年(2023年)9月30日以前であり、
アスベスト事前調査をする際も引き続き登録していることが必要です。
そもそもなぜアスベストがなぜだめなのか??
アスベストとは鉱石が繊維状に変化した鉱物の総称です。
石綿とも呼ばれ、昔は学校の理科室にも石綿金網としておいてありました。
その繊維の太さは髪の毛の5000分の1程度で無機物ですから、非常に耐久性に優れています。
また耐熱性・耐薬品性・電気絶縁性などに優れており、
価格も安かったことから様々なものに加工され、いろいろな製品が作られました。
アスベストは前述の通り髪の毛の5000分の1程度の太さで、
肺に入った場合排出されるのが非常に難しく、生体内で分解もできないとされています。
このことにより、中皮腫や発癌性が高まるとされています。
加工しなければ大丈夫ですが、解体や加工で粉塵が舞うとそれを吸い込むことで
以下のような疾病の原因となるため、アスベストが含まれる建物の解体は
飛散防止シートを厳重に設置するなど、通常ではない解体方法が求められます。
- 悪性中皮腫 :胸膜にできる腫瘍
- 肺がん :アスベストの被曝により発癌性が高まると言われており
- 2012年には完全に法律で使用が禁止となりました。
- アスベスト肺:肺が線維化してしまう肺線維症(じん肺)という病気の一つ
危険なものだからこそ、調査は資格者が正確に行うべきという主旨の決まり事といえます。
不動産業界では、重要事項説明で必ずアスベスト調査の有無や概要を説明しなくてはなりませんので、
その調査にも資格者が必要となれば、弊社も資格認定を受ける必要が出てきます。
急がなければ!!!
(以下 厚生労働省サイト)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/roudoukijun/sekimen/index.html
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