~異常気象が続く世界~不動産業界ができること
近年、大雨や台風等による災害が頻発し、
ニュース等でも異常気象をより身近に感じるようになった方も多いかと思います。
気温でいえば、
日本の今年の夏は全国の平均気温が平年より1.76度高く、
気象庁が統計を取り始めた1898年から125年の間で「最も暑い夏」となりました。
世界に目を向ければ、今年の7月モロッコではなんと「50.4度」を観測したそうです。
これは道路で目玉焼きが普通に焼けてしまうのではないか。。。
私達ができる事は温暖化に対しては、
・車移動を減らす。
・ごみを減らして再利用を心がける。(CO2削減)
・適温での冷暖房の使用や衣服での気温調整を心がける。
・省エネ製品への買い替え
等いろいろと考えられます。
また大雨や台風等への対策は、
・非常食の常備
・災害対応マニュアルの把握
など数え上げればがたくさんあります。
そのうえで我々が取り扱う住宅のあり方も変化を求められています。
・地域を意図的にデザインして自然災害や人為的災害に対応すること
⇒上下水道や廃棄物処理への依存度を抑え、異常気象に耐える設計にする。
具体的には
・現地で手に入る再生可能なエネルギー資源の利用(太陽光パネルや地熱システム)
・建築基準の改善
・新素材の使用(高断熱や高耐久の素材や軽い屋根材など)
・パッシブデザイン技術や環境に配慮したアクティブシステムの導入
などが挙げられます。
またすでに制度があったり、これからのものとしては、
・家電などに省エネ基準性能の表示をすること(賃貸住宅においても)
・省エネ優良住宅への優遇措置(ZEH住宅など)
・電気自動車への切り替え施策(駐車場にも充電スポットが必要になりますね。)
→東京都の「改正環境確保条例」に成立に伴う「EV充電設備の義務化」について
など
不動産業界からもできることを行うようにという国や自治体の姿勢が伝わってきます。
いずれにせよ、全ての人間が直面している問題です。
自分たちの為、未来の子供達の為にもしっかり目を向けて行く必要があります。
弊社でもCO2が出ない壁紙を試験的に使用してみたり、
建材ごみを減らすにはどうしたらよいか検討したり、
などゆっくりではありますが、「企業としての責任を果たす」ためできることから始めようと
しています。
個人、企業、自治体、国、世界とつながっていく気持ちで取り組んでいきたいです!