賃貸管理の日常をご存じですか。「隙間に入る」編

こんにちは。
以前、私たちの管理業の仕事のなかに、「現地調査」という業務があり、
「塀にも上る」という話を致しました。
今回は
「隙間に入る」編
をお伝えします。
現地調査の際に私たちはいろいろな隙間に入ります。
最近あった隙間について少しお話しします。
【 押入れの天袋 】
2階からの漏水があり、 1階と2階の配管スペースの現調のため
1階の天井裏を押入れから現調しました。
まず、
脚立にのぼり、足を枠にかけてそこから腕力で天袋にあがります。
寝そべりながら天板を開け、上半身を起こして天井裏を見ます。
この時点ですでにどこかの筋が悲鳴を上げています。。。
次に、
携帯で2階の方に
「はい流してください!」と連絡して、お水を流してもらい、
それがどこから漏れているかを、不自然な態勢でじーーーっと観察します。
【 敷地の裏手の壁と壁の間 】
境界関係で、建物の裏手に入ることがあります。
植物が越境している、ブロック塀が傾いているなどなど。
都内は建物が密集しているため、建物の間は人ひとりぎりぎりのことがほとんどです。
まず、
壁についている給湯器やエアコンの室外機を右に左に避けながら
雑草を踏み分けながら、まるでアトラクションのように奥へ奥へと進みます。
この時点で体をひねるため、やはり筋がおかしくなりそうになります。
次に、
さらには群がる蚊やクモの巣と闘いながら、たどりついて調査をします。
今回は雑草と基礎のクラック(ヒビ)の調査でしたが、
クラックの写真を撮るのに雑草を取り除き、隙間を確認するのに這うようにかがみこみ。。。。
さらには増え過ぎた雑草の重みで境界の柵が折れ曲がっていました。。。。。
建物と建物の隙間は、一言でいうと
【 汗と土と、虫と、雑草の汁まみれになる隙間 】
です。。
他にもいろいろな隙間はあるのですが、これはまた今度お話しします!