安否確認って何でしょう。 生死の現場と不動産

最近 安否確認が多く、気分が滅入りがちです。
安否確認は文字通り
「安否を確認すること」です。
「管理上の連絡をしても全く連絡が取れない」
「緊急連絡先から連絡入れてもらっても連絡が取れない」
「職場にも出勤していない」
こうなりますと、やはり心配なので、安否確認となります。
弊社からでなくても、勤務先や身内の方から、
「無断欠勤するなんておかしい」
「必ず連絡を返してくれるのに、既読が全然つかない」
といった申し出から始まる場合もあります。
「安否確認」とは、、、、
弊社が管理しているお部屋の管理キーを持参して、
現場に行き、ピンポンして、反応がなければ
その場で110番して警察を呼びます。
110番緊急指令室から近隣の交番に要請の連絡がいき
混んでいると1時間待たされたこともありますが
大体は30分以内にお巡りさんが登場します。
お部屋の前でお巡りさんが声をかけても反応がなければ
弊社は鍵を渡してお巡りさんが開錠します。
我々は決して開錠しません。
お巡りさんが室内を確認する間は
私たちはかたずをのんで少し離れた場所で待ちます。
結果は、
1 空室 (行方不明届を出す場合もあります。)
2 在室(この場合は大体寝てらっしゃることが多いです。)
3 残念ながら他界
となります。
3の場合は救急車や刑事、鑑識さんがやってきます。
状態によって救急車か刑事の車両か分かれます。
3になりますとオーナー様に大変なご迷惑が掛かってしまいますが
弊社では、契約時に
「死亡保証付きの保証会社」
や
「死亡保証付火災保険」
にダブルで加入してもらいますので、
それぞれから保険金があり
原状回復費用
と
告知義務による賃料低下や、空室保証にも対応しています。
とはいえ何もないことに勝るものは有りません。
最近、不動産というのは人の生死にも密接にかかわりのある仕事だなあと
しみじみ思います。
その人の人生まではわかりませんが、いろいろな最期をみてきて
「人は生きてきたように死んでいく」
と思う今日この頃です。
孤独死は思った以上に身近な問題です。私たちの使命とは何でしょうか。