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VOL.25

賃貸管理上のトラブル②「騒音」

2018年2月27日|| by 西原 和芳
賃貸管理上のトラブル②「騒音」

◇トラブル対応を行うのは誰か?

賃貸経営で必ず起こりうるのは様々なトラブルやクレームです。
騒音・水漏れ・ゴミ問題・給湯器の故障・エアコンの故障・近隣トラブル等様々あります。
最近では、インターネットやスマートホンの普及で様々なことが調べることができますから、

入居者の知識も豊富になっているのでクレームのレベルも上がっています。
ご所有物件が分譲マンション1室くらいであればいいですが、複数の部屋を所有している場合や
何棟も所有している場合は、入居者の数ほど、クレームやお問合せの数も増えてきます。

 

下記に、クレームの流れを2つのパターンに分けてみました。

 

①管理会社が入っている物件のクレームの流れ
入居者→管理会社→オーナー様

 

②管理会社が入っていない物件のクレームの流れ
入居者→オーナー様(→不動産会社)

 

①の管理会社が入っている物件は、入居者から管理会社に連絡が入り、
直ぐに対応を行うのでシンプルになり、トラブルが大事になることが少ないです。
②の管理会社が入っていない場合は、オーナー様ご自身が対応を行わなければなりません。
この場合、不動産会社にトラブル対応を依頼する場合があると思いますが、
基本的には管理を入れていない物件の場合は自主管理になりますので、
不動産会社が対応してくれない場合もあります。
中には、サービスの一環やお付合いの関係上、出来る範囲の事は対応をしてくれる業者は
多いと思いますが、業者が対応してくれない場合は、ご自身で対応しなければいけませんので、
最低限の対応の方法を覚えておくようにしましょう。

前回は、家賃滞納トラブルについてご説明いたしました。
今回は、トラブル・クレーム第2弾として、騒音クレームを取り上げてみたいと思います。

◆賃貸管理物件の騒音トラブル

賃貸は共同生活である為、感性も価値観も生活習慣も全く違う人達が暮らしています。
そんな中で起きる代表的なトラブルが「騒音」です。

隣の家から騒音が聞こえはじめた場合、一時的な音なら気にならないと思いますが、
それが連日続くと入居者から連絡が来ることがあります。
連絡が来た際に、騒音がどこから発しているかの確認・時間帯・頻度・どんな音なのかを
聞きとりを行って下さい。

例えば、「上階から騒音が聞こえているというから、上の入居者だ!」
と思い注意しに行ったら、静かだったなんてことがあります。
しっかりとした証拠が無い限り、予測で人を限定して注意をするのは控えた方がいいと思います。
集合住宅の場合、上下左右だけでなく、その斜め上や斜め下のお部屋のケースがあるからです。
建物は繋がっているので色々な所に音が響いてしまいます。
なので、上から聞こえてくる音と思っていても、実は別の場所からだったという勘違いも多く、
トラブルに繋がるケースも多いです。

賃貸管理会社が入っている建物の場合は、
管理会社が今までの経験を基に手順を踏んで対応していきます。
家主の自主管理の建物ですと、部屋ごとに不動産仲介会社が異なるため対応が厄介な事になります。
というのは、弊社で紹介したお客様から騒音のクレームが入ったとしても、
音を出しているのが他社で紹介されたお客様の場合は、
オーナー様はあっちこっちに連絡を取る事になり、
対応が遅れたり・行き違いが起きやすくなったり、クレームが大きくなる可能性もあります。

クレーム・トラブルにおいて最も大切な事は初期対応です。建物の賃貸管理を委託してある場合は、
その管理会社の日々行なっている経験やノウハウで対応していきますので、
クレーム・トラブルが大きくなる事は少ないです。
管理を頼んでいない場合は、大家さんの初期対応の連絡を頑張っていただく事が大事になります。
それにより、クレーム・トラブルの決着内容が変わってきますので意識して取り組んで下さい。

◆まとめ

賃貸経営をしていく中で、クレームやトラブルは避けられません。
「今まで自主管理で問題ないから大丈夫」「息子や娘に任せるから大丈夫」、
「付き合いのある不動産屋が対応してくれるから大丈夫」とお考えの方は
沢山いらっしゃるとは思いますが、今の時代は、
意見や主張をする人が増え問題解決が複雑になってきていますので、
信頼できる管理会社を入れて安定経営を考えても良いかもしれません。

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