夏に増えるエアコンの事故!!トラッキング火災などに注意

最近は猛暑で40℃を超える地域もあり、熱中症対策にもエアコンが不可欠となりましたが、
春はエアコンを使用する機会が少ないので数カ月ぶりにエアコンのスイッチを入れるなんていう事もあると思います。
しばらく使っていなかったエアコンを動かす際にエアコンが発火する事故も確認されているので注意が必要です。
主な発火原因は以下の3つです。
①電源コードのねじり接続・延長コードの過剰使用・接続部分の接触不良
②エアコン洗浄による、水や洗浄液が機械内部に侵入する事が原因の発火
③機械内部に小動物が侵入し電気回路がショートする事が原因の発火
電気を使っている以上、
「接触異常」や「ホコリや水の侵入」が原因が事故につながる危険性はあります。
また、久しぶりに動かすとき以外にも
夏になりエアコンを使用している時間が急激に増えるときもトラブルが発生しやすくなります。
エアコンを使用していて、ブレーカーが頻繁に落ちたり、
電源プラグが変色している場合は注意が必要です。
エアコンには大きな電力を使うのに耐えうる専用コンセントが必要であり
通常のコンセントは、大きく電力を消費する仕様ではないためショートする可能性があり危険です。
もちろん延長コードの使用も危険です!!
通常はエアコン用のコンセントにつなぎますが、コンセントを作らずに、
通常のコンセントからエアコンにつないでいる部屋を見かけます。
管理を引き継いだ部屋で退去されて初めてその状況がわかることもありますので、
もしお部屋の管理会社が途中で変わり、エアコンのコンセントが通常コンセントであれば是非お知らせください。
また定期的にコンセントのホコリを掃除することも
トラッキング火災の防止になるのでお勧めします。
エアコンが故障すると夏は生死にかかわります。
夏は交換や修理も業者が混んでいていすぐにできないことが多いため、
普段のメンテナンスで防げることはしておくことは大事なことになります。
特にトラッキング火災が起こった時に原因が清掃不足であれば、
借主様に損害賠償が発生する可能性もあり、リスクが大きいです。
暑い夏を快適に過ごせるよう一度エアコンやコンセントまわりをじっと観察してみてください。
暑い夏の物件トラブル、大丈夫?~「安心」して夏を乗り切るために~