孤独死は思った以上に身近な問題です。私たちの使命とは何でしょうか。
最近特に寒くなり、浴室から脱衣所にでるときのヒートショックに
ドキドキしながら毎日入浴しています。
暖房器具で脱衣所をあたためればよいとわかっていますが、
誰とは言わない家族が、
「もったいない!」
を連発するので、いやああな気持ちになりながら
電気代を目の敵に毎日葛藤しています。
口うるさくても家族はありがたく
賃貸物件に一人暮らしの場合は色々と心配が多くなります。
「出勤していない」
「電話がつながらない」
などの予兆で、お部屋で亡くなられていることがわかる場合があります。
それこそ浴室であったり、寝室であったり。。。。
わたしたちは死亡診断書を提供されて初めて原因はわかりますが
どうしてその原因になったかまではわかりません。
最後の様子ももちろんわかりません。
ただ一人でなくなられたという事実だけが悲しく、重くのしかかります。
ご冥福をお祈りしながら、
「お坊さんの依頼」
「特殊清掃の手配」
「相続人を探してお荷物整理」
など煩雑で繊細な業務をおこないます。
特にオーナー様にとりましては一大事ですので、私たちは
保険や保証会社の保証を活用し
せめて費用面でご苦労をおかけしないよう手続きを進めます。
家賃保証会社のプランには、
孤独死などでお部屋に賃料を下げざるを得ない時の利益損失補償として
お部屋の賃料補償が何パーセントかついているものもあり
こういったときにとても助かります。
火災保険のプランには、
死亡が原因でのお部屋の損壊について一時金が出る特約もあります。
またご入居中から、不測の事態に備えて
安否の見守りができるプランをお勧めし、なにか不調があればすぐに
気づいて助けられるような仕組みを講じる必要があります。
人は年をとっていくものですから、孤独死問題から逃げるわけにはいきません。
賃借人様も守りながら
オーナー様の資産を様々なリスクから守る使命をあらためて年始に心に強く刻みました。
孤独死の原因や対策 参考:LIFULL介護