原状回復ついでの工事でコストを掛けずに最大の効果を上げる!
-
間取り
ワンルーム -
面積
14.87㎡ -
構造
鉄筋コンクリート造 -
エリア
東京都中野区 -
築年月
1985年11月 -
完了年月
2016年4月 -
コンセプト
オシャレ男子が服を飾る
苦戦が想定される物件に空きが
東京都中野区の中で、少し人気の落ちる路線にある一棟マンション。 元々空室数も多いエリアでしたが、築年数も経ってきて周りの物件も家賃は下がるばかり。 空室期間が長引きがちなお部屋で解約が出てしまいました。 このままでは周りに引っ張られて安くせざるをえなくなってしまいます。 しかしあまり費用もかけられない状況。さて、どうしたものか?思案のしどころです。
ちょっとの費用でランクアップ
原状回復工事の内容で、クロスは貼替が必要な状況でした。 せっかく貼替えるのであれば、ただ白くするのではなく、お部屋の印象をアップさせよう。 という事で、アクセントクロスを採用。 ターゲットは男性にしまして、ちょっとラグジュアリー感のある、(写真では見難いですが)格子柄の入った黒のクロスを、 ライン状にして施工しました。 かかる費用は元のクロスとの差額の¥200/m程度。ラインなので使用量も多くならず、¥3,000程度です。 そうすることで、写真でも感じられると思いますが、部屋に奥行きが出て、広く感じられるようになりました。 この部屋、15㎡に満たないお部屋ですよ?信じられますか?
コストを抑えて弱点を改善
狭小ワンルームにありがちですが、元々スペースが無いので収納がございません。 とはいえ、新規でクローゼットを造作するのはコストが掛かり過ぎます。 そこで考案されましたのがこちら。 男性をターゲットに想定しておりましたので、敢えて武骨なスタイルで、天井からチェーンを吊りハンガーバーを設置。 チェーンなので長さ調節も可能です。 梅雨時期にはここで洗濯物を乾かすこともできるように、エアコンの前に設置しました。
照明効果で雰囲気づくり
最後は仕上げの照明交換。 スポットライトタイプにして、今回施工しましたハンガーバーとアクセントクロスを照らす事でより際立たせます。 お気に入りの服を掛けていただければ、ただの収納ではなく、お店でディスプレイされたようになります。 これだけでお部屋の雰囲気はグッと上がりました。 来客があった時にちょっとだけカッコつけられるような最後の仕上げです。 総額は5万未満で、出来るだけのことはやりました。 その効果もあって、家賃を上げつつ、通常空室期間が2ヶ月以上かかっていたお部屋が、わずか1ヶ月で成約。 物件の特性を認識して、必要な箇所に必要な工事をピンポイントで行う事の重要性を再認識した案件でした。