相模原なのに『Baliリゾート』!?
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間取り
ワンルーム -
面積
18.38㎡ -
構造
鉄骨鉄筋コンクリート造 -
エリア
神奈川県相模原市 -
築年月
1991年6月 -
完了年月
2014年2月 -
コンセプト
空室過多エリア。競合物件と差別化を。
部屋に入った瞬間バリにワープ
政令指定都市化され発展が進む中、中心なのになぜか寂しい相模原駅。当然、空室数も増える一方で、家賃の下落が止まらない状況。 これは思い切ったイメージチェンジが必要!という事で、天井と床は竹を編み込んだようなフロアタイルとクロスにし、壁もオリエンタルな柄に。四隅にダウンライトを設置するとともにメイン照明もアジアンテイストの照明を設置。バリのホテルに来たかのような雰囲気に仕上げました。
機能性ももちろんアップ!
これまでは洗濯機置場が無く、キッチン下に小型の洗濯機がありましたが容量が少なく使い勝手悪し。さらには故障しており、これを交換するだけで10万円以上はしてしまいます。 それであれば、コスト削減も兼ねて、キッチンの向きを変えて、新たに洗濯機置場を設置。茶色のブラインドで隠せるようにして、来客時にも生活感を匂わさず、リゾート感をキープ。 キッチンもスポットライトやラインを入れて、デザイン性を細かいところまで見逃しません。
3点ユニットバスはどうしよう・・・
3点ユニットバスをバストイレ別にするのは工事代も高くつき、且つ広さも必要になります。 しかも、バストイレ別であってもそんなに大幅な賃料アップは見込めません。 であれば、ここはバリのリゾートホテル。全体の雰囲気に合わせて細部を変更。 トイレふた、パーパーホルダー、タオル掛けをステンレス仕様に変更して見た目も清潔感もアップ。 鏡も大きいものに変更し、シャワーヘッドも交換してホテル感を演出。 細かい点で写真では解り難いですが、水栓のハンドルはアジアっぽく敢えてレトロな物に変更。 ぐっと見た目も雰囲気も変わりました。
使い勝手とデザインを兼ね備える
ワンルームでありがちな収納の少なさ。この部屋も例に漏れず部屋には収納が無く、なぜか玄関横に物入れがあるのみ。 収納力を上げる為、一見邪魔になりがちな天井の梁の下にパイプハンガーを設置して洋服掛けに。反対側の壁には飾り棚を設置し、小物置きに。室内の雰囲気に合わせた物を置いていただければ更にバリ感が増します。 競合物件が100室近くあるなか、募集当初は賃料を上げてどこまで勝負できるか一抹の不安もありましたが、思い切った方向転換が功を奏して全くの杞憂に終わりました。 賃料を下げ続ける競合物件を尻目にあっさりと成約。 この案件で、競合との差別化がいかに重要か。また、やる際は思い切ったものにしたほうが効果を生むというのを実感しました。